総務の言葉

　誕生会は元々、2月の夜晃先生の誕生にちなんで開催されていた会座です。様々な変遷を経て、9月に行うようになり、夜晃先生に加え、若い方や新しい方の誕生等、様々な意味がこめられるようになりました。
　私が誕生会に参加し始めてから15年位になります。初めて子連れで本部に足を運び、子どもたちの横の繋がりもできた、我が家にとっては大きな転機となった会座です。
　ここ数年は、月に2回くらいの読書を続けて、当日を迎えています。講師を含め、主要メンバーが同世代ということもあり、新しい試みも取り入れやすいです。昨年は『唯信鈔文意』に取り組み、木本さんから「受け身で講義を聞くだけでなく、何かしら発表をした方が良い」という提案があり、内田さんと近藤さんが初めて副講を担当しました。読書会の中で、どのような会座にするかの話し合いや、副講の講義のリハーサル的な発表もして当日を迎える、ちょっと異色の会座だと思います。
今年は、岡亮二先生の『教行信証 口述50講』と、細川巌先生の『総序について』を読み、講師の皆さんが、大学や学校や職場で向き合っている現実をふまえて講義をしてくださいます。ぜひ聞いていただきたいです。　　
　昨年、「参加者皆が総務」と言っていただき、私も何かできることを思って会座に関わっています。教義的なことはあまりわからず、受け身になりがちな私ですが、私も総務の一人として、自分事ととらえて聞かせていただこうと思っています。（小林佳恵）