「如来本願の真意」は『仏説無量寿経』に説かれる本願の第18願文、および第18願成就文を住岡夜晃がたずねたものです。
1934年(昭和9・住岡夜晃40歳)の1月より『光明』に4年間連載されました。
『住岡夜晃全集』第14巻に収録
※ホームページ用に表記を読みやすくしています
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「如来本願の真意」4
第一講 本願文 ②十方衆生 十方衆生 「設い我仏を得たらんに………」と誓い給いし法蔵菩薩は、直ちに「十方衆生!」と一切衆生を招喚していられる。四十八願ことごとくが… -
「如来本願の真意」3
第一講 本願文 ①設我得仏 願の内的風光 かくて、成仏の願は現実人生を離れては意味を持たないし、人生を超絶せる涅槃に根拠がなくては不可能である。法蔵菩薩は師仏… -
「如来本願の真意」2
第一講 本願文 ①設我得仏 成仏の願 「設我得仏」…設(たと)い我仏を得たらんに。この願文最初の一句は、法蔵菩薩の成仏の願心を全的に表されたものである。仏教の教う… -
「如来本願の真意」1
序 不惑 私はいつしかに四十歳になった。如来の大悲本願に催されて、細々と白道の歩みを続けること十有六年。古来四十歳をもって「不惑」と言う。孔子は「四十にして惑…